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ルシフェルオカルティズム

プロローグ


黒いロングコート羽織ったオーカスは剣を携え袋を背負い街中へと入っていった。すっかり傭兵らし彼はなってたくましく見える。

大きな広場の先へいく通りには屋台やさまざまな店が並んでおり、人がかなり大勢いる。賑やかで平和なここにも傭兵は必要なようだ。
ところどころに武器を携えた人達が居るのが見えた。彼らも傭兵だ。

まず先にこの街の領主に会うために城へと足を運ばねばならない。
城門の近くの跳ね橋へ来てみると門番が入るのを阻止しようと走ってきた。

「どうかしたのか?」
と俺は門番に尋ねてみた。

「お前は傭兵か?」
と質問を質問で返してきたのに対し俺は首をかしげ
「ああ」と答えた。

すると、
「それなら広場の方へいってくれ、もうじき鐘が鳴る。そのときに領主様がお越しになる」
と広場の方を指差しながら門番は言う。

「わかった」
と言い残し、俺は広場へと向かった。
(だから広場の近くの通りに傭兵たちが居たのか)

そんな事を考えていた時、鐘が鳴る。俺は広場へと急いだ。

広場に着くとそこには人が集まっている。それも一般人ではない。傭兵達だ。
つまり、これから戦いが始まろうとしているのだ。人ごみの隙間から華やかな衣装に身を包んだ領主が見える。

領主は辺りを見渡し皆に聞こえるように大声で話し始めた。
「ここに集った傭兵たちよ!今日は審判の日だ。あいつ等の罪に罰を与え裁いてやろう」
この時、傭兵たちは叫んだ。そして、俺も一緒になって叫び、己の気持ちを確かめた。
(このままで良いのか?)……と

第一夜 審判の日

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